本当にあなたは「ダメな人間」なのでしょうか【心屋仁之助 塾】
ご両親が「ダメなレオさん」を愛していることを信じてみませんか。レオさんは「親に迷惑をかけている、親に愛されていないダメな自分」という無実の罪を償おうとしているように思います。そしてそれにより、償う対象のご両親を無意識のうちに「加害者」にしてしまっていたかもしれません。レオさんに無実の罪を着せた「加害者」です。
もうそんな自分を苦しめることはやめましょう。何も償わなくてもいいし、何も証明しようとしなくてもいいし、そのままのレオさんでいいんです。そう「自分の思う通りにうまく生きてきた」というのは「罪人としての人生」です。罪悪感を持っている人は、その罪を償いながら生きています。
レオさんの場合は、「自分はダメな人間」として生きることにより、自分の心を傷つけることが、償う方法なのかもしれません。けれど、どんなに償っても、そもそも罪はないのですから、刑期に終わりがありません。
終わらせるのはただひとつ。「そもそも罪はなかった」と認めることです。認めていくには、無条件に親に愛されてもいい。親に迷惑をかけてもいい。ダメな自分でもいい。ああ、頑張って生きてきたなあ。
これらの言葉をつぶやいていてください。愛されているダメな自分を受け入れ認めてあげると、ご両親の愛も信じられるはずです。ダメが全てではない、ダメなところもあるけれども、頑張って生きてきた、ずっと愛されていた自分を見つけるはずですよ。
レオさんが思っている以上に、人間の愛って、ご両親の愛って大きいのです。レオさんがご両親を思うように、ご両親も思っていてくれていますよ。人生は思い通りにいってないと思っていたかもしれませんが、実は思い通りにいっている「道の途中」です。安心して心と身体を休めてくださいね。
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