人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!(子どもに教えたい「お金の知恵」特集4)
■「お金のIQ」の4大原則「世界のお金持ちは、子どもに体系的な金銭教育を与えています。彼らは“お金を残す”ことよりも、“お金の知恵を残す”ことのほうが重要だと考えているからです。私はこのようなお金の知性のことを、“お金のIQ”と呼んでいます。お金のIQには、大きく分けて、以下の4つの原則があります」
<お金のIQ 4原則>
1.お金を稼ぐ
お金持ちになるには、最初に稼がなければ話が始まらない。多くの人は、手っ取り早くお金が儲かりそうなことを仕事にしようとするが、そのような仕事は競争相手も多く、簡単にはうまくいかない。また、流行り・すたりもあるので意外にダメになるのも早い。
お金持ちになるためには、長期間にわたって成功し続ける必要がある。そのためには人に喜ばれるサービスや物を提供して多くの人から支持を得るのが一番の近道だ。
2.お金を使う
稼いだ後は、お金をうまく使うことが鍵となる。「生き金」という言葉があるが、お金はうまく使うと、自分のところから出て行ったあと、仲間を連れて返ってきてくれる。
だから、何が「生き金」になるのか、「死に金」になるのかをよく見極めることが大切となる。“お金を使うことで自分と周りが幸せになるか”ということを考えてみると、「生き金」になるかの判断基準となる。
3.お金を守る
稼いでうまく使ったあと手元に残ったお金も、守りが甘いとあっという間になくなってしまう。「“お金を守る”というのは、他人との境界線をはっきりさせておくということです。だからといって、“心を鬼にして、冷たい人間になれ”ということではありません。誰かにお金をあげたり保証人になったりすることが、結果的にその人のためにならないことがあるという事実を、しっかり知っておく必要があります」
4.お金を増やす
最後のステップは、稼いでうまく使って守ったお金を、増やすこと。
投資に成功すると、あなたの代わりに、お金が働いてくれるようになる。ただし、投資で成功するためには、経済、マーケット、お金の流れ、税金、投資手法、お金の心理学など、さまざまなことをマスターする必要がある。