もの悲しくなる秋の夜に聞きたい、癒しの響き3選


チェロの話し声「フランスの無伴奏チェロ作品さまざま」伴奏が一切ないチェロだけのソロ。それは、演奏者にとっては非常に緊張を強いられるものかもしれません。しかし、聴く側からすると、チェロの話し声を聴いているような印象があってなごみます。問わず語りとでもいうのでしょうか。とつとつと、時に雄弁に語られるモノローグは、普段はなかなかたどりつけない自分の心の奥底へ、ある程度年齢を重ねないと得られない深い内省へと、導いてくれることでしょう。

もの悲しくなる秋の夜に聞きたい、癒しの響き3選

20世紀前半に活躍したアルチュール・オネゲル、20世紀後半まで活躍したアンドレ・ジョリヴェ、昨年まで活躍していたアンリ・デュティユーなど、フランスの近現代を代表する作曲家のチェロ作品は、人生の一場面一場面を浮き彫りにする臨場感で、時に舌にざらつくような陰影ある美しさを心に刻みます。そんな余韻を味わってみてはいかがですか?



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