チケット売りきれ必至! フジコ・ヘミングとマキシム・ヴェンゲーロフが共演するスペシャルなコンサート
それでも健康でいられるんだから、秘訣と言ったら…健康保険に入っていないからかしら(笑)。20年ぐらい前にドイツの音楽学校で講師をしてた頃は、オートマートに給料から健康保険料が天引きされていたのね。その後、講師を辞めたときにドイツ人に健康保険料のことを相談したの。そうしたら、『健康保険料は高すぎてバカげているから、病気になったときに払ったほうが、君は病気にならないよ』と言われて、その通りにしたのよ。その20年前から今まで、歯医者に2回ほど行って、6000円払っただけ。
私、病院では死にたくないの。だからもし今がんにかかったとしても、お医者に行かないで、家でいっぱいいる猫に囲まれて死にたいのよ(笑)」
――そんな…! まだまだフジコさんのピアノを聴きたいファンは大勢いますよ!
フジコ:「そうね、死ぬ話より今は5月の公演のことを考えないと。ピアノって毎日時間をかけて練習して、1日でも弾かないと腕が落ちるから、そこが大変なの。5月の公演ではパガニーニという大天才が作った『ラ・カンパネラ』を弾くんだけど、この曲、バイオリニストが1人で弾いてもたいしたことないのよ。ヴェンゲーロフに弾けと言ったら、きっと恐ろしくなってやめると思うわ(笑)。私は2曲、パガニーニを弾くんだけど、その頃になるとプログラム上、かなり盛り上がっているはず。リストの曲はサーカスを見ているようなものだから。そしてラストで、ヴェンゲーロフと私が共演するんだけれど、きっと年代問わず引きこまれてしまうはずよ」
フジコ・ヘミング氏とマキシム・ヴェンゲーロフ氏の間では、ブタペストにあるエリザベス女王の宮殿で演奏する話も持ち上がっているそう。フジコさんは「彼がOKすれば、チャリティーコンサートにして貧しい子供たちを助けることができるかもしれないの。実現するかは決定ではないけど、今から楽しみ」と語っていましたが、日本で2人の共演が見られるのは、2015年5月21日(木)の一夜限り。チケットは即完売が予想されるため、気になった人は急いで問い合わせを!
・サワダアートプランニング
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