年末年始に潜む思いがけない4つのリスクとは? 帰省したときは特に気をつけて!
いよいよ年末年始、忘年会に新年会、大掃除に帰省と、いつもと異なる生活が続きますね。華やかな楽しい行事も多いこのシーズンですが、思わぬところにさまざまなリスクがあることを知っていますか。特に、久しぶりに帰省するときに気をつけたいリスクを4つご紹介。くれぐれも気をつけて楽しい年末年始を過ごして。
■暖差リスクあまり聞き慣れないリスクかもしれませんが、部屋と部屋の間の温度差が引き起こす健康上のリスクを「暖差リスク」といいます。例えば、暖かい居間とトイレや浴室などの寒い場所では、全く温度が違いますよね。
暖差リスクによって引き起こされるのは、ヒートショック。これは、急激な温度差が原因で、血管が急激に収縮したり拡張したりして、血圧が乱高下すること。血圧が急変動すると、脳卒中や心筋梗塞、不整脈、失神の危険性を引き起こすなど、さまざまな健康被害が発生するとても恐ろしいものなのです。
暖差リスクが生じるのは、たとえば暖かい室内から寒い浴室内へ行ったときなど。そしてさらに熱めの浴槽へ入れば、その暖差はとても激しいものになり、ヒートショックの可能性が高まってしまいます。特に古い家屋は断熱性が低い家が多く、暖差リスクが発生しやすくなります。
暖差リスクを解消する方法としては、浴室、洗面トイレ、廊下といったところにも暖房をして、なるべくどの場所も同じ温度にしておくことや、保温性が高く外気温の影響を受けにくい家を選ぶこと、高断熱住宅へ建て替えることなどが有効だそう。
この年末年始は、暖かい居間から急に寒い浴室に行くことなどは避けるよう、暖差リスクについて家族で話し合ってみるとよさそうですね。
■餅リスクお正月に食べるものと言えば、おせち料理とお餅。年に一度の大切な行事食でもありますが、毎年お餅をのどに詰まらせて亡くなるお年寄りがいるのはとても悲しいことです。実家に帰って、おじいさんやおばあさんと一緒にお正月を迎えるという人は、少しずつよく噛んでゆっくり食べるように、きちんと見届けながら美味しくいただきましょう。