エコかわいい暮らしの道具、たわし ~知っておきたい“江戸な日用品”案内~
何を洗う?どう使う?用途で変わる選び方たわしは、ざるやカゴなどの目のあるもの、包丁やおろし金のように刃のあるもの、まな板やすり鉢のように溝があるもの、などの調理器具にもっとも適した洗浄道具。そして食材を洗うのもおすすめ。大根やごぼう、さといもなどの根菜の泥落としや薄皮を剥いたりするのにもぴったりです。
亀の子束子には、
パームヤシ、棕櫚、サイザル麻と3つの自然素材のたわしがあります。適度な硬さがあるパームヤシのたわしは、
鍋の焦げを落とす、ザル目に入りこんだ汚れを落とす、また根菜の皮を取り除きたい時には威力を発揮するそうです。そのかわり繊細な器、テフロン製やホーロー製器具の洗浄には向いていないとか。
パームヤシたわし
強度と柔軟性がある棕櫚のたわしは、
木のまな板(細かい溝)、曲げわっぱなど木製道具や根菜の皮を残して洗いたい時におすすめ。わりと繊細な道具や器にも使えるので、ひとつあると便利な万能選手。また籐やあけびで編んだカゴを暮らしに取り入れている人も多いと思いますが、このカゴのほこり落としにも棕櫚のたわしが効果的。ツヤ出し効果も期待できるそうです。
棕櫚たわし
柔軟性があり吸水性も高いサイザル麻のたわしは、
鉄製の調理器具やテフロン加工のフライパン、また優しく洗えば繊細な食器にも使えます。さらに汚れの吸着がいいので洗剤要らず。また素材の白さを活かし、まん丸なベーグル型という愛らしい仕様にしたことで、台所はもちろん、モダンなキッチンにもすんなりとなじみます。
サイザル麻たわし