60カ国籍以上の人と仕事をした日本人が教える「異文化」で活躍できる女性の条件
海外で働いてみたい、あるいは国内にいても海外と接点のあるグローバルな仕事をしてみたい。そんな憧れを持つ女性は少なくない。だが一方で、「日本とはまったく異なる文化や環境の中で、本当にやっていけるのだろうか」という不安から、その一歩を踏み出せずにいる人も多いようだ。
では実際のところ、世界を舞台に活躍している女性たちはどんな資質や能力を備えているのだろうか。そこで、これまでにアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど計7カ国で暮らした経験を持ち、60カ国以上の国籍の人たちと仕事をしてきた国連職員の田島麻衣子さんに「異文化の中で活躍できる女性像」について伺った。
■世界で仕事をする中で出会った印象的な2人の女性
国連職員として、ほとんどの職場で日本人はただ一人、常に多様な国籍やバックグラウンドを持つ人たちの中で10年間働いてきた田島さん。さまざまな国やオフィスで働く中で、尊敬できる素敵な女性たちに数多く出会ってきたという。特に印象に残っている女性とはどのような人物だったのだろうか?
「私が尊敬するインド人の先輩女性は、とてもチャーミングで愛嬌のある人。
また、イタリアで勤務していたころに仕事を共にしたアメリカ人の先輩女性については、こんな場面が印象に残っている。
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(c)taka - Fotolia.com
では実際のところ、世界を舞台に活躍している女性たちはどんな資質や能力を備えているのだろうか。そこで、これまでにアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど計7カ国で暮らした経験を持ち、60カ国以上の国籍の人たちと仕事をしてきた国連職員の田島麻衣子さんに「異文化の中で活躍できる女性像」について伺った。
■世界で仕事をする中で出会った印象的な2人の女性
国連職員として、ほとんどの職場で日本人はただ一人、常に多様な国籍やバックグラウンドを持つ人たちの中で10年間働いてきた田島さん。さまざまな国やオフィスで働く中で、尊敬できる素敵な女性たちに数多く出会ってきたという。特に印象に残っている女性とはどのような人物だったのだろうか?
「私が尊敬するインド人の先輩女性は、とてもチャーミングで愛嬌のある人。
ふとした時に見せるいたずらっ子のような笑顔が魅力的で、私もすっかりファンになってしまいました。彼女は好奇心旺盛で、大人になってもワクワクする気持ちを失っていない。私たちが何か話していると、『それ何?』と何のためらいもなく参加してくるんです。そんな彼女のことを、同じ職場で働くベテランから若手まで誰もが大好きで、彼女が開くホームパーティーにはいつもたくさんの人が集まっていました。彼女を見ていると、愛嬌というのは世界共通の魅力であり、人をとりこにするものなのだと実感します」
また、イタリアで勤務していたころに仕事を共にしたアメリカ人の先輩女性については、こんな場面が印象に残っている。
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