黄砂で喉が痛い…! 眠くならない漢方薬を試してみて
漢方薬はそれぞれの症状に対して効果があるとされているので、自分の症状をしっかりと見極めて、タイプにあった漢方薬を使用することが大切です。ノドの痛みにはどんな漢方薬があるのか、クラシエ薬品株式会社ヘルスケア事業部マーケティンググループの前田麻美子さんに聞いてみました。
クラシエ薬品株式会社ヘルスケア事業部マーケティンググループの前田麻美子さん
前田さんによると、「からぜきが長びいている」「たんが切れにくく、ノドが痛い」といった症状であれば「麦門冬湯」(ばくもんどうとう)という漢方薬。「イガイガしたノドの痛み」「ノドが渇く」という症状であれば「銀翹散 」(ぎんぎょうさん)。「声が出にくい(しわがれ声)」「ノドが痛い」といった症状であれば「甘草湯」(かんぞうとう)がおすすめだそうです。
漢方薬を飲むタイミングとしては、「基本的には、食前または食間に服用してください。食前は食事の約30分前、食間は食後2~3時間を指します」とのこと。漢方薬は生薬で構成されていて、食前に服用しても胃腸に負担が少ないのです。
画像提供 クラシエ薬品株式会社
西洋薬では眠くなるなどの注意書きがある場合も多いですが、前田さんによると、「一般的な風邪薬などに含まれているような眠くなる成分は入っておりません。症状が気になる時に服用ください」とのことなので、仕事中やおでかけ中でも飲むことができますね。
暖かくなっているのにノドの痛みが続くようであれば、黄砂の影響も考え、症状に合った漢方薬を試してみるのはいかがでしょうか。(漢方薬は医薬品です)
・クラシエ薬品
カンポウ専科