知っている人だけトクをする、相続税節税の基本(ママが知りたい実家の相続税特集3)
■相続税の対策法を知っているだけでトクをする! 上記のうち、不動産に関わるのは、主に(2)の話。つまり、不動産の評価額をいかに小さくするか、という話だ。
「不動産の評価!? うわっ、面倒くさそう」と、思う人もいるだろう。何を隠そう、私も最初はそう思った。
けれども、ここは踏ん張り時。不動産の評価を小さくする制度の存在を知っていることは、日常的なお金テク、たとえば「ポイントを貯める」とか、「節約をする」という類のものとは桁違いの大きな効果(節税効果)が期待できるからだ。
「そんな話があるのね」と、名前だけを知っておくだけでも損はない。
■財産の評価額を小さくするテク=小規模宅地の特例そんな制度の筆頭が、小規模宅地の特例だ。
「相続税の計算をする時に、小規模宅地の特例という制度がある」ということが頭の片隅に入れば、本特集の大きな目的のひとつは果たせたとも言える。
もっとも、小規模宅地の特例を使うためには一定の要件があり、相続が起きた時に慌てないように、あらかじめ、その要件を確認しておくに越したことはない。
小規模宅地の特例について、詳しくは次回「早わかり!『小規模宅地の特例』の概要」で説明しよう。
【連載:ママが知りたい実家の相続税 特集】
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第1回 相続税、大丈夫? 本当は税金がかかるのに、それを知らない人たち
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第2回 すぐわかる! 相続税対策の4ステップ
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第4回 早わかり! 相続財産の評価額を小さくする「小規模宅地の特例」の概要