ニャーしか言わない!全編「ネコ語」の人形アニメが可愛すぎる 『こま撮りえいが こまねこ』【映画ライター渡まち子の「猫目線」映画レビュー15】
映画の中に登場する猫に注目して、作品の見どころや猫ポイントと共にご紹介するこのコラム。今回ご紹介するのは、日本映画『
こま撮りえいが こまねこ』(2006年)。
(c) Kirill Grekov - Fotolia.com ※画像はイメージです
もの作りが大好きな子猫の女の子・こまちゃんと仲間たちのほのぼのとした日常を描くアニメーション。
◆あらすじ山の上のおうちに暮らすこまちゃんは、もの作りが大好きな子猫の女の子。趣味は映画作りで、衣装や小道具など、映画に必要なすべてのものをせっせと手作りし、一生懸命に作品を作っています。ある日、ピクニックに出かけたこまちゃんは雪男に遭遇しビックリして逃げ帰りますが、失くした人形を届けてくれた雪男に、また会いたくなって出かけて行きます。
そんな中、こまちゃんは内気な少女・いぬ子とも知り合いますが、いぬ子はお友だちになりたい気持ちをこまちゃんに上手く伝えられずにいました…。
◆時間と愛情をかけて作られた手作りのアニメーションNHKの人気キャラクター“どーもくん”を生み出した合田経郎とスタッフによるこのパペット(人形)アニメーションはコマ撮りアニメという技法で作られています。それは、静止している物体をひとコマ(ひとコマは24分の1秒)ごとに少しずつ動かして、照明・セット・カメラポジションを変えながら撮影するという、気の遠くなるような作業。1日わずか数秒分の映像しか撮影できません。