今年の新卒はどんな世代!? 理想の上司ランキングからみる後輩への接し方
新入社員が入社して1ヵ月過ぎ。全体研修も終わり、自分の下に後輩が配属された人もいるのでは? 今年の新卒はどんな世代なのでしょうか? その特徴と、彼らが求める理想の上司像、そして彼らとの接し方について紹介します。
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■2015年度の新卒は、1992年4月2日~1993年4月1日生まれ
今年、新卒入社をするのは1992年4月2日~1993年4月1日生まれの人たち。インターネットで「92年生まれ」と検索すると、「不遇の92年生まれ」と出てくるのをご存じですか?
というのも、バブル崩壊直後の不況の時代に生まれ、小学校からはゆとり教育、高校を入学する2008年4月には爆弾低気圧が直撃。おかげで新しい制服も雨でびしょびしょになったとか。加えて、高校2年生になる2009年には新型インフルエンザが大流行し、修学旅行が中止・延期する学校が相次いだそう。高校を卒業する2011年3月には、東日本大震災が起こり、お祝いどころではない自粛ムードに。2013年の成人式では、全国的で大荒れの天気となり大雪や大雨の中での開催に。
とどめは、大学の卒業旅行シーズンには世界各国でテロが起こり、行き先を変更・中止となる事態まで…。
そんな不遇を経験してきた世代であり、逆に“92年組”という団結力があるように感じます。ちなみに入社式が行われた4月1日も雨が降り、「さすが92年組!」とネットで話題になったとか。不運もネタにするようなポジティブさも持ち合わせているかもしれません!?
とはいえ、大学入学時からスマホを持つような世代でもあります。SNSを駆使したセルフブランディング・人脈作りなどを積極的に行ってきたでしょう。自分の意見を発信しやすい環境で成長してきたため、自分なりの考えも持っているはず。いわば、“意識高い系”かもしれません。でも意識高くさまざまなアンテナを張ることは、彼らにとって当たり前のこと。
世間が“意識高い系”と揶揄することに、不快感を持っている方もいます。