ビニ傘はもう卒業! 雨傘と日傘の選び方・楽しみ方

梅雨、そして夏に向かっていくこの季節の強い日差し対策に、毎日のように使うのが傘。「どうせすぐになくしてしまうから……」と、洋服やアクセサリーにはこだわっても、傘はあえていいものを使わないという人も少なくないと思います。

でもアラフォー世代の女性ならきちんとした傘を持って、さらにおしゃれとしても楽しみたいもの。

ビニ傘はもう卒業! 雨傘と日傘の選び方・楽しみ方

Photo : 福場慎二


そこで、シンプルなものから着こなしのポイントになる柄ものまで、幅広くオリジナルの傘作りをする「Bon Bon Store(ボンボンストア)」のデザイナー・井部祐子さんに、雨傘日傘選び方、楽しみ方を教えていただきました。


ビニ傘はもう卒業! 雨傘と日傘の選び方・楽しみ方

「Bon Bon Store(ボンボンストア)」のデザイナー・井部祐子さん Photo : 下村しのぶ


まず、「日傘」と「雨傘」は使い分けるべし15年前に独立し、傘を中心にバッグやアクセサリーなどをデザインする井部さん。「ボンボンストア」の傘は、木製のハンドルが特徴的です。

ビニ傘はもう卒業! 雨傘と日傘の選び方・楽しみ方

Photo : 福場慎二


「理由もなく、とにかく傘が好き。デザインを始めた当初はエレガントなものや柄が長いものなどが主流で、自分の欲しい傘がなかったんです。そうして”いま、私が欲しいもの“をコンセプトに作り始めました。

ハンドルには、竹や葡萄、楓、栗、樫、椿などの木を使っています。何年も使っていると生地はダメージを受けて色褪せたりするのですが、ウッドハンドルは逆にツヤが増して輝いてくるので、そのバランスを楽しんでもらえたら」と井部さん。

木は肌の色にも近いので、全体の色バランスの調整役になるのだとか。
生地を染色する際も、黒は墨黒にしたり、ネイビーやブラウンなどもあえてビンテージ風の仕上がりになるような染色にするなど、色にもこだわっているのだと言います。また、最近は「日傘」と「雨傘」をきちんと分けて使う方が多いそう。

「晴雨兼用は便利ですが、どうしても汚れやすくなります。日傘でも撥水加工はしているのですが、雨の日に使ったときは必ず日陰干しして。きちんと手入れをしないとシワやカビの原因にもなります。また折りたたみの傘は底の布が重なった部分がダメージを受けやすいので、袋に入れて持つようにしましょう」


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