自信ゼロ…親の期待と仕事のプレッシャーに打ち勝つ魔法の言葉 【心屋仁之助 塾】
はるさんは、「お父さんの期待を裏切ってもいい」って言えますか?
繰り返しますが、はるさんが継ごうが継がなかろうが、大きな流れの中ではたいしたことではないです。ここにきて「継ぐのをやめる」って言うのもアリです。
でも、数ある人生のなかで会社の経営者になるチャンスを持っている人もなかなかいないですよね。別の視点でのお話もさせてもらいたいと思います。
私が最初に勤めた会社にも社長の血縁がいました。彼は同期入社だったので親しくしていましたが、分からないことは素直に聞いて、実直に働いていました。見た目は遊んでいそうな感じだったのですが(笑)その働きぶりと素直な性格に先輩社員たちもすっかりその彼のことを気に入っていました。「ちゃんとしなきゃ」という気負いがなかったのも良い影響を及ぼしたのではないかなと思います。
こういう2代目なら歓迎されるんだろうな、というのも横で見ていて分かりました。
社員さんたちは、雇われているということを分かっていますし、経営側に回ろうとも思っていないです。自分たちが安定して働き続けるために、後継者である、はるさんのことを疎んじたりはしないはずです。基本的には信頼したいはずですもん。
そうは言っても、どうしたって長年勤めてくれている社員さんと比べたら、経験もスキルも足りないわけです。はるさんには求められてる役割が、社員さんとは違うんです。そして、現経営者であるお父様とも違います。だから「経営者としてしっかりしなきゃ」と思う必要はないです。
継いでいくとしても魔法の言葉は一緒です。
「お父さんの期待を裏切ってもいい」
お父さんのような立派な経営者にならなくてもいいです。お父さんががっかりするようなトップになっていいです。ダメでできなくて、社員さんに甘えてばかりの経営者でいいです。
できなくて、ダメで、甘えて、仕事してもらうそんな愛されるトップになってください。そしてそのできないダメダメなトップになった先に、自然と発揮される自分の底力を信じてみてください。
大丈夫です。はるさんは、あのお父様に「おまえならできる」と見込まれている人なのですから。
【特集】
凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾
【質問募集】
心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
電子書籍「ジャーナリング 書く瞑想で気づきを深める。」 Kindleストアにて11月6日までの期間限定で無料配布を開始