人気のママ起業家たち、起業時に用意した自己資金はいくら?
7人のママ起業家たちのうち、起業時の自己資金がもっとも多かったのは、加圧トレーニングのスタジオの代表で、みずからもインストラクターとして活躍中の山崎 麻央さん。スタジオを借りたり、マシンを用意したり、もろもろで500万円ほどかかったそうです。
逆にもっとも自己資金が少なかったのは、個人向けの金融相談サービス会社の代表である、野原 千春さん。自己資金らしいものは、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立するために、3ヵ月間FP養成の専門クラスに通ったお金、約10万円だけだったそうです。
そのほか、マタニティヌード撮影の先駆け的フォトスタジオ「Studio-navel」の代表、高田さんと、オシャレな輸入ベビー服のネットショップ「SugarBaby」の代表兼バイヤーの吉田さんの、起業時の自己資金は30万円ほど。
グローバル志向なママ&キッズのための情報サイト「Glolea!」編集長の内海さんと、「ニンプス」や「Ca-sun」といったママ向け情報サイトを運営している高沖さんは、起業時に用意した資金は約100万円だったと話していました。
今ではしっかりと経営しているママ起業家たちも、起業当時はいろいろあったようで、PCが1台しか買えず、もう1人のスタッフと時間を区切って使ったり、旦那さんに反対されたり、さまざまな苦労があったことをうかがい知ることができました。
会場ではたくさんの女性たちが、ママ起業家たちの話に聞き入っていました。
1日のうち、仕事に費やす時間は平均9時間
そんな起業家のママたちは、一体1日何時間くらい仕事をしているのでしょう? 気になるその話題にも、トークセッションでは触れられていました。
仕事の時間が長めだったのは、山崎さん、野原さん、今西さん、高沖さんの4名。今西さん、高沖さんはそれぞれ、山梨と東京、長野と東京でデュアルライフを送っているため、「東京にいる時はずっと仕事をしているけれど、地元に帰るとほとんどしない」スタイルではありますが、大体1日12時間ほどお仕事。野原さんと山崎さんは約10時間とのことでした。
一方、1日の仕事時間が比較的短かったのは、吉田さん、内海さん、高田さん。吉田さんは5時間ほど、内海さんと高田さんは大体7時間とのことで、7人の時間を平均すると、ママ起業家たちが仕事に費やす時間は、1日あたり9時間ということに。
単純に時間だけを見ると長く感じられるかもしれませんが、自分で起業している分、調整はしやすいので、毎日仕事ばかりしているわけではないということは、皆さん口を揃えておっしゃっていました(もちろん、その逆の場合もあるわけですが)。
トークセッションのなかではほかに、「起業することで、個人の時とは違う、規模感のある仕事をできるようになった」という、今西さんのコメントが印象に残りました。
たしかに、フリーランスの場合は受注仕事がメインになってしまいますが、法人になると、受注だけではない取り組みも増えますよね。
「起業」を働き方の1つとして選べるようになったいま、自分に本当にあった働き方は一体何なのか、あらためて考えてみてはいかがでしょう。
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