連載記事:イギリス式月収20万円で愉しく暮らす特集
身近なニーズを、お金に繋げていく!(イギリス式月収20万円で愉しく暮らす特集 Vol.6)
身近なニーズをお金に繋げていく
もちろん、イギリスと日本の文化的、社会的背景を考慮する必要はある。たとえば、日本の場合、少し前までは、木造住宅であれば築後約20年~25年で価値がゼロと評価されてしまう慣行があったから、『セルフリフォームをして付加価値をつける』のは難しかった。
けれども、現在、国(
国土交通省)は、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う社会に移行することが重要」という見解で、「政府としても、既存住宅流通・リフォーム市場の環境整備を進めていきます」と言っている。
また、これから働くママが増えていく一方だから、家事の代行サービス市場も拡大していくことだろう。主婦業で培った家事スキルを、ひと手間かけて磨き上げれば、家事代行サービスへの参戦も可能かも知れない。
私自身、お金のコンテンツを担当している身として、今後は、イギリス式の投資法、つまりは身近なニーズをお金に繋げていく具体的な方法や、実践している人の紹介なども記事にしていったら面白いのでは? と、ワクワクした。
自分独自に考えた自由な人生を!
今回の特集では、井形さんがこれまでイギリスに通いながら見聞きした、わずかな収入でも幸せにいきるための暮らしにまつわるアイデアを紹介した。あり余るお金がなくても、上等な服をきていなくても、悠然と生きる多くのイギリスの人々。
「そんな彼らを支えている工夫と知恵は、どんな人でも豊かな暮らしをいつでもどこからでも始めることができるのだと教えてくれました。人はそこから自分独自に考えた自由な人生を歩んでいくことができるのです。」(井形さん談)
この夏、生活にイギリス式の工夫と知恵をとりいれて、お金に左右されない第一歩を踏み出してみては?
(ライター:楢戸ひかる)