夫婦のあるべき姿とは? 理想と現実のはざまにあるもの 【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愛で結ばれていない両親が許せない」というまなおさん(34歳)からのご相談に心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。
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■まなおさんのお悩み
どうしても両親が純粋な愛情で結ばれておらず、お見合い結婚でお金と世間体で結ばれていることが、許せません。
■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんより
まなおさん、こんにちは。いかり屋圭子です。ご両親が純粋な愛情で結ばれていないことが許せないのですね。まなおさんからは、そう見えるということでしょうか。はたして、純粋な愛情とは、どんな愛情なのでしょうか。
私も若い頃は、結婚というのは愛し合っている二人が恋愛の延長でするものだと思いこんでおりましたが、どうやらそういうご夫婦だけではないらしいですよ。
そして、結婚当初の愛情が薄れていっても別れないご夫婦が多いらしいことに気がつきました。結婚とは恋愛の延長というだけではなく、生活していくための形態であったり、生きていくためのチームであったりと、夫婦の数だけ関係性がありますし、当人たち以外にはうかがい知れない感情や、事情でつながっているものだと思います。
そう、「夫婦のこと」は他人にはうかがい知れないのです。たとえ子供であってもです。