間違えると足の形が悪くなる! 赤ちゃんのファーストシューズの正しい選び方<前編>
赤ちゃんの足を守る、良い靴の条件8つ(2)
5.くるぶしが隠れるくらいのハイカット
赤ちゃんの足首は不安定な状態です。足首をしっかりと支えられるよう、くるぶしが隠れるくらいの丈のある靴を選んでください。
健康な足の場合、歩き始めから3~6歳くらいまでは、ハイカットがおすすめです。
きちんとした素材の靴なら、ハイカットでも足の動きを妨げたり、足首が痛くなったりすることはありません。
とくに足首の関節がやわらかい赤ちゃんには、支えの強い革靴がいいでしょう。
6.かかと部分に芯材が入っている
赤ちゃんは足のかかとの骨もやわらかく未発達です。
足のかかとをまっすぐに保てるよう、靴のかかと部分が固めのものを選びましょう。
7.赤ちゃんがつまずきにくいよう、つま先が反っている
赤ちゃんは足の運びが上手でないため、ときどき地面などにつまずいてしまいます。
つま先を反らせて歩きやすくしてある靴を選んでください。
8.靴ひも、またはマジックテープ式のもの
靴を赤ちゃんの足にぴったりフィットさせるためには、靴ひもタイプが一番。
次に、マジックテープ式がおすすめです。マジックテープはリングに通す折り返し式で、1本よりも2本あるタイプの方が、より足にフィットさせやすいです。
足の形に合わせて靴をしっかり固定することで、足が靴の中で泳がないようにしましょう。
基本的に「赤ちゃんの足にとって良い靴は、赤ちゃんの足にフィットする靴」のため、赤ちゃんの健康を阻害しない良い靴ほど脱ぎ履きに手間がかかります。
少しの手間で、赤ちゃんの大切な足を守ってあげられたらいいですね。
「靴のサイズ選びのポイント」については、
<後編>でお伝えします。
※足の「ゆび」を表現する漢字について:
足の「ゆび」を手の指と区別するために、専門的には「趾」という漢字を用います。
■監修:寺杣敦行(てらそま あつゆき)さん
ジェンティーレ&カンパニー代表
日本靴医学会準会員
足と靴と健康協議会認定
上級シューフィッター
幼児子どもシューフィッター
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(佐々木月子)