竹下玲奈さんインタビュー “自分らしさ”を保つコツとは
■不完全でいい。全部足して10になれば
――確かにオシャレですね。キャンペーンのコンセプトは「それでも、わたし。」ですが、竹下さんが自分らしさを保つコツはありますか?
竹下:みなさんも同じかもしれませんけど、好きなものって基本的にずっと変わらないと思うんです。
私の場合はメンズライクな大きめのシャツなんですけど、そこは崩さず、体に合ったデザインを毎シーズン選びつつ、流行のアイテムを1点、投入するようにしています。
――メンズライクなシャツは今年大流行していますが、流行がすぎても着ますか?
竹下:私自身はあまり流行にとらわれすぎたり流されたりする必要がないと考えているので、迷わず着続けます。
子供が生まれてからプライベートでは動きやすい洋服を選ぶようにしているので、春夏に引き続き流行っているガウチョパンツも、しばらくは愛用しそうです。
秋冬は、ニット素材のガウチョにペタンコのブーツを合わせてもかわいいですよね。
――竹下さんご自身が、不器用あるいは弱いと感じるときはいつですか?
竹下:たくさんありすぎて、どれを言えばいいのか迷いますね(笑)。う~ん……真夜中にラーメンを食べちゃダメだとわかっているのに、我慢しないで食べてしまったとき(笑)。30分早く目覚ましをセットして、結局30分、ベッドの中でうだうだしてしまったときも、弱いな私、と実感します。
でも、自分にできないことはできないこととして受け入れて、できることを増やしたり伸ばしていけばいいかなと思うんですよ。
全部足して10になればいいわけですから、できないことで誰かに迷惑をかけなければいいのかな、と。
――では、不器用あるいは弱いと感じたときに、ファッションで喝を入れたりしますか?
竹下:しますね。気分が落ちていたり天気が悪い日って暗い色を選びがちですけど、あえてオレンジや赤を取り入れるようにしてます。
黒も好きなんですけど、明るい色を着るとそれだけで、元気になった気持ちになれるんですよね。そういった意味では、洋服に助けられていることが多いかもしれませんね。
同世代から圧倒的な支持を受けている竹下さんも、「不器用で、時に弱くなる自分でいい。そのままの自分を受け入れています」とのこと。
私たちも、どんなときも「それでも、わたし。」を忘れず、自分スタイルをゆっくり確立させていきましょう。