映画談議に花が咲く、秋のホムパBGM おすすめ3選
たくさん旅をしている友人と、映画をたくさん観ている友人を、わたしは心からリスペクトしています。両者とも、世界の森羅万象に通じ、人間的に
達観している人が多いと思うから。
映画好きな友人、それもハリウッド映画のみならず、フランスのヌーベルバーグなどにも造詣の深い友人を招いてのホームーパーティー …あなたなら、どんなBGMを選びますか? せっかくなら「おおっ!」と思わせて、映画談議に花を咲かせたいですよね。
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ゴージャスなご馳走はなくとも、好きな
映画の話題で盛り上がるほど楽しいことはありません。シンプルなお料理と映画気分を満喫できるひとときを、BGMで演出してはいかがでしょう。
今回は、映画通の友人もきっと満足するお薦めのCD3枚を、わたしの
定番ホムパ料理とともにご紹介します。さあ、とびきり素敵な音楽を、ボナペティ!
前菜は、親しみのある “ジョルジュ・ドルリュー” で
トリュフォー映画のヒロイン気分わたしがよく作る簡単なオードブルは、柿かイチジクとゴルゴンゾーラチーズを、生ハムかスモークサーモンで包んだもの。数年前、ニューヨークのクラブで流行っている、という記事を読んだのですが、その話題を振るだけで、カンバセーションピースになりそう。
早めに作って冷蔵庫に寝かせておき、客人が到着したらまず、これとサラダなど、冷たいものをサーブ。その間、お酒を準備したり料理の温めに入ると、会話がとぎれません。
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そんなパーティーの始まりには、ジョルジュ・ドルリューのこの一枚がおすすめです。
▼ジョルジュ・ドルリュー
「le cinema de Francois Truffaut musiques de Georges Delerue」
生涯に350曲以上の映画音楽を作曲し
“映画界のモーツァルト”とも呼ばれる、フランスの
ジョルジュ・ドルリュー。フランソワ・トリュフォー監督の主要な映画音楽を担当し、名作
「突然炎のごとく」「恋のエチュード」「アメリカの夜」など、映画は観ていなくても、どこかで聴いたことのある親しみやすい美しいメロディが印象的です。
前菜にぴったりの軽妙な味わいが、会話を生き生きと弾ませてくれるでしょう。