ダイエット&転職にも効果バツグン! モチベーションを維持するコツ
イタリアで生活するようになってから、筆者はこの2年だけで4キロも太ってしまい、毎日がダイエットチャレンジと化しています。
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ダイエットに成功した友人知人に「どうやって成功したの?」とヒマさえあれば聞いていたのですが、「根性だ」「やる気を起こせ」など参考にならないコメントを集めるだけの日々…。
そんな中、ある女友だちが「モチベーションを維持させることに集中すれば? 痩せることしか考えないと、停滞期に突入したとたんにやる気なくすでしょ。すぐリバウンドするわよ」とアドバイスをくれ、目からウロコの思いでした。
「何かしたい、自分を変えたい」と思ったときに、そのモチベーションを維持するのは意外と難しいものです。
成功した人ほど「こうなるんだ」という気持ちがブレずに、最後までやり通すことができています。そんなイタリアの人たちが実践した「モチベーションを維持するためのコツ」についてご紹介!
■女優ごっこでダイエット成功
病気で入院したことがきっかけで、10キロ以上太ってしまった知人女性がいます。
「彼は毎日お見舞いにきてくれて、彼の愛情をかみしめたわ」とのろけていたのですが、問題は退院後でした。
ある日の真夜中に「うおーっ」という彼のうめき声で目が覚めたそうです。隣で寝ていたはずの彼は身体を丸め、苦しそうにしていました。
救急車で病院に運ばれた彼は「骨にヒビが入っている」と医者から言われ、「彼女が寝返りをうったとき彼女の腕が彼の腕に当たったのを思い出した」と悲しそうに彼女に告げました。
2人そろってショックを受け、家に戻ってすぐダイエットをスタート。
しかし、すぐ停滞期に入り「水を飲んでも太るように感じて、飲食がつらくなった」と、やる気どころか健康の維持も危なくなりかけました。
そんな彼女に、彼が提案したのは「映画女優」ごっこでした。
リビングに映画のポスターを飾っていた彼は、女優のスラっとした体型にヒントを得て、彼女が好きな映画のポスターやワンシーン、写真などをネットから拾い上げ「こういう風になって、写真を撮ろう」と彼女に提案しました。
コスチュームや背景にまでこだわり、彼女がその女優に完全になりきったそう。
最初、彼女は写真を撮る彼の方が彼女よりも、盛り上がっていてちょっと引き気味でしたが、やせるにしたがってコスプレできる女優の幅が広がり、彼女のテンションも右肩あがりに…。
「目標体重を達成できて、最後にやったのは『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘップバーン。髪型をつくるのに苦労したわ」と語る彼女。
いまでも、アパレルへ行くたびに「このドレスだとちょっとストールはおれば、あの映画のコスプレに使える」という目線で洋服を見てしまうとか。