コツは「楽しむ」こと。ストレスを上手に発散している人が実践している方法
2.イヤなことを笑いに消化
ある知人男性は、転職後に配属された部署の上司とソリがあわず、苦労した時期があるそうです。
「仕事はできる人だけど、性格に問題があった。意見をいえばもみ消されるし、自分の出世の邪魔をするヤツだと思われて、ますますうとまれる。部署のほぼ6割の人は上司をきらっていたけど、上司だから逆らうこともできない」ともんもんとする日々が続いたといいます。
ストレスのせいか胃を悪くし、しばらく通院したこともあったそうです。
「症状が落ち着いても、薬をやめると、また悪くなってしまう。医者からはストレスをためるなといわれたけど、それができるなら最初から病気になんかならないよ」と苦笑する彼。
転機となったのは「がん患者が笑うことで免疫力を高めて、がん細胞をなくす」という内容のドキュメンタリーを見たことでした。
「これだ!」とすぐにひらめいた彼は、アマゾンでかたっぱしからお笑いのDVDを買いあさりました。
とあるコメディアンをまねて、自分でも「上司へのグチ・替え歌ソング」をつくり、会社でのできごとをネタにするようになってから、ふっきれたといいます。
イヤなことがあっても「これは歌詞につかえそうだ、とネタ帳に書きこんでいたくらいだよ」と、本職並みにのめりこんだそうです。
同僚が集まる新年パーティで替え歌を披露したところ、大ウケ。それがきっかけで新しい仕事のオファーが来るようになり、いまでは独立を考えているほどだとか。
「日本人はいつも他人を気にしていて、ストレスをはきだす余裕もなさそうに見える。もっと人生を楽しみなよ」と彼らにつっこまれ、筆者も妙に納得しました。
「ストレスは、楽しいと思えることで解消するのが1番効果的だよ!」と語る彼らのように、生活のなかでストレス発散に使えそうなものを探してみるのもよさそうですね。
9割以上が「職場でストレスを感じる」。原因TOP3は「仕事量が多い」「同僚や部下との人間関係」もう1つは?