かしこくお得にスキルアップができる 教育訓練給付金とは?
■給付金をもらうにはどんな手つづきが必要?
この給付金の対象になるのは、会社勤めで雇用保険に加入している人。会社を辞めていても、退職から1年以内なら利用できます。
給付金がもらえるのは、講座の受講が修了してから。講座修了の翌日から1か月以内に、受講料の領収書や給付金の申請書、本人確認書類などの必要書類を、住んでいる地域のハローワークに提出します。
給付金の対象講座は、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」というサイトで探すことができます。通いたいスクールが決まっている場合は、対象講座かどうかを直接問いあわせてみてもよいでしょう。
■給付金制度をかしこく利用するための注意点
スキルアップにとても役立つこの給付金制度ですが、いつでも利用できるわけではないので注意が必要です。
1度この制度を利用すると、「一般教育訓練給付金」の場合は3年間、「専門実践教育訓練給付金」は10年間制度が使えなくなるため、受ける講座の種類やタイミングなどをよく見きわめて。
また、この給付金は、受講が修了しないと支給されません。途中で挫折してしまった場合は給付金を受けとることができないので、しっかり続けられるかどうかを考えてからスタートするようにしましょう。
専門的な知識やスキルを身につけることは、社内でのキャリアアップはもちろん、転職などを考える場合にも役にたちます。給付金制度をかしこく利用して、学びを深めていきたいですね。
※記事の内容は執筆時(2015年10月)の情報です。