「これからの時代、キャリアパスを悠長に考えている余裕はない」経団連初の女性役員・吉田晴乃さんのメッセージ
今年6月、日本経団連初の女性役員が誕生した。外資系通信会社BTジャパンの代表取締役社長を務める吉田晴乃さんだ。30歳でカナダに渡って通信業界で働き始め、その後ニューヨークでもキャリアを積んだ。一方でプライベートでは離婚を経験し、娘を育て上げたシングルマザーでもある。
頼れる人がいない海外でハードな仕事と育児の狭間で企業の経営トップにまで駆け上がってきた吉田さんに、「女性はなぜ働くのか」という問いをぶつけてみた。
今回のインタビューは「私たちはなぜ働くのか」がテーマだそうですが、本当は女性たちがそんなことを考えなくてもいい社会にする必要があるんじゃないでしょうか。「仕事か、家庭か」ではなく、ごく当たり前に「仕事も、家庭も」選ぶことができる。それが今後の日本が目指すべき社会のあり方です。
少し前まで、日本の女性が自分を表現する方法は「専業主婦になって子どもを産み育てる」という非常に画一的なものに限られていました。しかし本来、女性の生き方には他のオプションもあるはず。特に今の時代、女性が家に入って夫の稼ぎだけで食べていくというライフプランはほとんど崩壊しています。
離婚する夫婦も多いし、パートナーが病気や事故で働けなくなることもある。ダイナミックに経済が変化する中で、会社が倒産したり、社員がリストラされることも珍しくなくなりました。
その時、唯一の収入源を失った女性が、果たして家庭を維持できるのか。
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BTジャパン株式会社 代表取締役社長 吉田晴乃さん
頼れる人がいない海外でハードな仕事と育児の狭間で企業の経営トップにまで駆け上がってきた吉田さんに、「女性はなぜ働くのか」という問いをぶつけてみた。
■日本には300万人の“貧困層”の子どもがいる
今回のインタビューは「私たちはなぜ働くのか」がテーマだそうですが、本当は女性たちがそんなことを考えなくてもいい社会にする必要があるんじゃないでしょうか。「仕事か、家庭か」ではなく、ごく当たり前に「仕事も、家庭も」選ぶことができる。それが今後の日本が目指すべき社会のあり方です。
少し前まで、日本の女性が自分を表現する方法は「専業主婦になって子どもを産み育てる」という非常に画一的なものに限られていました。しかし本来、女性の生き方には他のオプションもあるはず。特に今の時代、女性が家に入って夫の稼ぎだけで食べていくというライフプランはほとんど崩壊しています。
離婚する夫婦も多いし、パートナーが病気や事故で働けなくなることもある。ダイナミックに経済が変化する中で、会社が倒産したり、社員がリストラされることも珍しくなくなりました。
その時、唯一の収入源を失った女性が、果たして家庭を維持できるのか。
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