20代女性の総資産額は平均600万円超え!? いま考えたい「お金」のコト
■将来退職したあといくら必要になる?
少し先の話になりますが、「60代になって支払われる年金以外にいくら資産が必要だと思うか」についても聞いてみました。年代や未婚既婚に関わらず、平均で「2,000万円の後半」という結果がでました。
また、「現代のお年寄りと比べて自分の将来の生活はどうなると思いますか」との問いには、どの年代も40%前後が「いまの高齢者より悪くなっていると思う」と答えています。国民年金に頼れない世代、退職後の生活に関しては結構シビアに見ていますね。
このアンケートで浮かびあがってくるのは、「将来お金をたくわえていないと楽しい老後が送れないことはわかっているけど、いまはまだ具体的な準備はしていない。でも余裕資金はできる範囲で少しずつ貯蓄しています」というみなさんの姿です。
しかし、銀行の金利が極端に低い環境で、預金だけで2,000万円のお金をつくるのは、なかなか大変です。たとえば、金利0.0025%で2,000万円を30年間でためようと思うと、毎月5.5万円の積立が必要になります。
預金だけでは資産を増やすことがむずかしい場合、資産投資や運用も選択肢のひとつとして考えられます。
投資をしている人の比率(単位:%)
(出所)フィデリティ退職・投資教育研究所、勤労者3万人アンケート、2014年4月
「そうはいっても、投資や運用なんて、みんな考えていないのでは?」と思う人もいることでしょう。たしかに「将来のための資産形成」と「投資」はまだまだかけ離れたものかもしれません。でも、今回のアンケートで約2割の方が「投資をしている」と答えています。
「投資をしている」人にその理由を聞くと、「老後の資産形成」「資産を増やすには運用しかない」が半分以上を占めます。特に20代既婚の方の3割強が「資産を増やすのは運用で」と答えていました。
じつははじめている人も多い投資や運用。もしかしたら、隣の人もはじめているかもしれませんよ。
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