いよいよ年末! 来年のためにしておきたい「今年の整理法」とは
ステップ3.グループごとに振り返る
次に、それぞれのグループに対して振り返りをしましょう。
ここでは「KPT法」という視点で振り返ります。KPTとは「Keep=よかったこと」「Problem=課題問題」「Try=続けたいこと」という視点です。各グループの中で、もしくはまとめたキーワードで、よかったことは何でしょうか? 問題や課題を感じたことはないでしょうか? 結果だけでなく自分の気持ちや考えなど、なんでも構いません。文字にして書き出してみることが大切です。そして、その中に「Keep=今後も続けたいこと」は何かありますか?
具体的な行動も思い浮かんだら、ぜひそれも書き出してくださいね。それは来年の目標を立てるときにも役立ちます。
こうして1年間の出来事を書き出し、グループにしてまとめてみるというのは、時間も頭も使うので、ちょっと大変かもしれません。
でもその分、いろいろなことに気づくきっかけになります。
私自身の例をお伝えすると、手帳を見返してみるとたくさんの出来事があったはずなのに、印象に残っているのは意外と少ないということ。また、KPTに当てはめることで、課題の把握もしやすくなり、自分が頑張っていたことも素直に認めることができました。
ステップ4.来年以降に活かす
余裕があればぜひもう1ステップ行いましょう。
次は、「来年にどう活かすか」を考えます。1年の計は元旦に…といいますが、今から考えても早すぎることはありません。
ステップ3で「Keep」として挙げたことを、また違うページに書き込みます。
それができると、どんなよいことが起こりそうでしょうか? またもしできないとしたら、何か問題が起こるでしょうか? より具体的な行動や何かが必要だったら、それも書いてみましょう。
自分の頭の中でイメージをして書いてみることで、行動にも移しやすくなりますので、よかったら試してみてください。
番外編:ショッピング履歴を振り返ってみよう
最後に、ちょっと変わった振り返り方法をご紹介します。それは「自分のショッピング履歴を振り返る」というもの。今は本でも雑貨でも洋服でも、ネットで買うという人も多いですよね。そういったインターネットショッピングでは、「購入履歴」を記録してくれています。今年1年、どんなものを購入していたのか、そしてそれは自分にとって本当に必要だったか、どの位役だったのか、そんな視点で振り返るのです。
これも見るだけでなく、ふせんでグループ分け(役立った・役立たない、必要・不必要など)すると、自分の買い物癖を客観的に把握できて面白いですよ! 役立たない、不必要が多い場合は、来年以降のお金の使い方にも反映できますよね。
真面目な振り返り法とともに、番外編もご紹介してみました。
年が明ける前に、ぜひお試しください。
(池田絵里)