なんだかおかしい…と思ったら カウンセリングを受けてみよう
■カウンセリングに行き始めたきっかけは何ですか?
カウンセリングに行き始めたのは33才の時です。29才のときにつらい離婚を経験しました。
その後に出会った人との恋愛も、始めは良かったのですが、数年するとうまく行かなくなりました。
どうして、私は「普通」の恋愛や結婚ができないのだろう、自分の何が悪いのだろう、と情けなく感じることが多くなりました。
33才の時、つき合っていたパートナーと大げんかになり、パートナーからカウンセリングに行くべきだと言われました。
口論をしているうちに、私のなかから大きな感情が噴出したからです。
それまでは何があってもほとんどは冷静に対処できていた(と思っていた)私も、自分の大きな感情の噴出を目の当たりにしたことをキッカケに、カウンセリングに行ってみようと思うようになりました。
「もう、ひとりではどうしようもない」という絶望に似た思いと、「何かを変えたい」という強い期待の両方があったと思います。
■心理カウンセラーには最初からうまく話せましたか?
私はカウンセリングの知識もなかったですし、周りにはカウンセリングに行っているという知り合いも居なくて。
当時はまだどこかで「カウンセリングに行くことは、恥ずかしいことだ」という風に思っていたのだと思います。
パートナーがネットで調べて、近くの心理カウンセラーの女性の先生に予約を入れてくれました。
50代後半くらいの方でした。4回ほど通いましたが、あまり相性が良くなかったのか、行くのをやめてしまいました。
その先生は私の話を聴きながらメモをとっていましたが、特に何をするということもなく、「この先生私の話、ちゃんと理解しているのかな?」と懐疑的になってしまったのです。
■それでカウンセラーをかえたのですね。
うまくいかなかった最初の経験を引きずって「カウンセリングなんて、やっぱり意味はない。
友だちに聞いてもらった方がよっぽどいい!」とその時は思ってしまいました。
しかし、その話を親しい友だちに話していたら、「知り合いで、同じ心理カウンセラーのところに3年通っている子がいるよ」というので、その先生を紹介してもらうことにしました。
3年という長さに驚き、興味がわきました。その先生のところに行くと、1回目から涙が出て、とても感動的な体験ができました。その先生とは相性が良かったので、今も同じところに6年ほど通っています。
調子が悪くなったときや、あたらしい環境になったときなども、とても良いサポートをしてもらえ、安心できる場所です。