新年を機に気分を一新したい人へ 笑いや考え方のヒントが得られる本を紹介
自分自身への「問い」を立てる、自分の心を「要約」してみるといった具体的な手段や、ひとつのテーマを読者とのやりとりを交えて掘り下げるなど。さまざまな手法を経て考える力を養いながら、自然に自分自身と向きあうことができます。思考のバリエーションを増やしたい人にもぴったりです。
自分のなかのクリエイティブや新たな可能性を見つけたいときはもちろん、ちょっとつまずいたときや迷ったときに読みかえしたくなる1冊です。
■『匂いをかがれる かぐや姫~日本昔話Remix~』(マガジンハウス)
「笑う門には福来たる」ということわざもあるくらいですし、むずかしいことはさておき、とにかく愉快な気分になりたい人にオススメなのがこちらです。
誰もが知っている日本昔話を複数の自動翻訳ソフトで英訳し、さらに日本語に再翻訳してできあがった奇想天外な物語が3話収録されています。
たとえば「困ったおじいさん」は「流行のトラブルおじいちゃん」に訳されるなど、ユニークでとっぴな言葉たちのオンパレード。うっかり笑ってしまうこと必至なので、電車や飛行機での移動中に読むときはご覚悟を。
英文も載っているので、どこをどう翻訳したらそうなったのかを確認しながら読めば、英語の勉強にもなりそうです。
本を通して自分と向きあったり、リフレッシュする時間をとるなどして、新年をよりよい気持ちでスタートできるといいですね。
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