連載記事:子育て中でも1,000万円貯める特集
ラクしてお金を貯める3つのコツ(子育て中でも1,000万円貯める特集 Vol.4)
「貯め癖」がつく家計管理5つのルール
家計簿って、やっぱりつけたほうがいいの?
「食費」は節約すべき費目でない!の続きです。
前回で、「貯金は長くコツコツと続けていくことが一番効果的」と言っていた、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。「長くコツコツ」を続けるために、いちばん大切なことは、「ラクなこと」。というわけで、畠中さんにラクしてお金を貯めるコツを3つ、教えていただきました。
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ラク技1:天引き貯蓄にする
「
貯められている人たちって、たいてい『天引き』だけで何もしていない人たちなの」(畠中さん)。天引き貯蓄が良いのは何となく知っていたけれど、数多(あまた)の家計診断をしてきた畠中さんにあらためて伺うと、すごく説得力がある!
天引き貯蓄は、会社に財形がある人はそれを利用するのがいちばん。ない場合は、銀行の積立定期預金でOK。
「とにかく、
手元にお金がこないうちに貯まる仕組みを作ることがポイント」(畠中さん)。
●財形貯蓄制度とは?
会社員や公務員が利用できる財形貯蓄制度で、『一般財形』『財形年金』『財形住宅』と種類は3種類。給与天引き以外のメリットもあるので、制度が使えるのであれば、ぜひ利用を! 最近は会社が積極的に薦めていない場合もあるので、こちらから確認してみよう。
(『子育て中でも貯金ゼロでも1000万円貯める10のルール』より抜粋)
ラク技2:シンプル貯蓄が最強!
財形制度がない人は、銀行の積立定期預金を利用しよう。その場合、「子ども費」「住宅購入用」など、複数の銀行を使って積立てをするのはNG。「結局、預けるのに手間がかかって、続かない原因に。シンプルなほど長続きするので
積立をするメイン口座は1ヵ所に絞りましょう」(畠中さん)。
そして手続きもシンプルに。
給料日の翌日に決まった額を貯蓄用の口座に振り込んでもらうように設定しておく。給料日の翌日なら、残高不足で積立ができないということがない。