「ワーキング・ホリデー」という言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をすればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
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20代前半や学生の渡航と違って、知識や経験と金銭面に余裕がある社会人のワーホリには、選択肢がさまざまあります。実際に私が会った人たちの、ユニークな渡航目的をご紹介します。
1. ワーホリで歯科矯正
オーストラリアは、日本より歯列矯正に関して進んでいます。街中を歩くと、いたるところに歯科があり、インプラントや歯列矯正の広告がでています。
私が会った友人のひとりに「歯列矯正のためにオーストラリアにきた」という人がいました。
というのも、オーストラリアで歯列矯正をすると保険の適用外でも日本よりも費用が安く、高技術の治療が受けられるからだそう。
日本だと歯列矯正に100万円程度の費用がかかりますが、オーストラリアだと、およそ4,500豪ドル~8,000豪ドル(1ドル=88.5円/2015年12月11日現在)で、日本円で39万8,250円~70万8,000円程度ということになります。
少し金銭面に余裕のある方は、歯列矯正ワーホリというのもいいのではないでしょうか。その場合はシドニーやブリスベーン、メルボルンなどの人口が多い場所が、歯科も多く渡航先におススメです。
2. ワーホリでキャリアアップ
「一年後、日本で活躍するためのステップにしたい!」という方には、キャリアアップワーホリをオススメします。
ワーキング・ホリデービザでは、同じ雇用主の下で最長6カ月まで働くことが可能。自分が狙う業界に履歴書を持って手あたりしだいに当たるという人もいるとか。
インターネットにも求人はたくさんでています。もちろん、このキャリアアップワーホリには、ある程度の英語力が必要なのと、「永住ビザ、もしくはビジネスビザを持っている人」という条件がつくことも。
英語が堪能で、日本とは違う環境でノウハウを学んでみたいという方は、検討してみてはいかがでしょうか。
3. ワーホリで婚活
日本ではいい相手が見つからない…と嘆いている人は、オーストラリアでみつけてみませんか。
オーストラリアは移民に対しても寛容な国。オーストラリア人だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど、さまざまな国の出身者がいます。
これだけバラエティ豊かなら、マッチングするお相手もいるかも? 英語がしゃべれないなんて気にしなくても大丈夫。みんな辛抱強く聞いてくれます。
ヨーロッパ、アジアの人と出会いたい場合は、バックパッカーズに泊まりましょう。ここにはいろんな国から来た人が泊まっています。
そこでのポイントは、キッチンがある宿泊所を選ぶこと。
夕食を作っているときは自然と話しかけやすいため、話題にも困りません。
「何を作ってるんですか?」と笑顔で話しかければ、数分後には同じテーブルを囲んでいることでしょう。
地元のオーストラリア人と出会いたいという方は、クラブやバーにでかけてみて。お酒を頼んで席についたり、踊ったりすれば、誰か話しかけてくれます。そこからは、ボディーランゲージを使って一生懸命おしゃべりを楽しんで。
オーストラリアではクラブに入る際は写真つきの身分証が必要なので、お忘れなく。