■『いちえふ〜福島第一原子力発電所労働記』(講談社)
東日本大震災によって被害を受けた福島第一原子力発電所(通称・1F)での業務に携わった作者のリアルな体験記。
原発作業員がどんな業務に従事しているのか? 業務以外の時間はどうやって過ごしているのか? など、「フクシマ」の現実をくわしく知ることができます。
ニュースや新聞では知らされない、原子力発電所の敷地内のようすについての描写があり、とてもわかりやすいです。文字だけではわかりにくい事柄だけに、マンガのよさを改めて感じさせられる作品となっています。
■『レッド』(講談社)
連合赤軍およびその母体となった2つの新左翼団体をモデルとした物語。フィクションでありながらも、実際に起きた事件がかなり忠実に描かれています。
1960、70年代の若者たちは、どのように政治と関わっていたのか? そしてなぜ、浅間山荘事件につながる一連の異常な行動に走ってしまったのか? これからの若者の政治運動を考える上でも参考になる作品です。
現在は、第2部「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」が連載されています。
テーマや絵のタッチなど、まずは気になったものを手にとってみることをオススメします。
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