連載記事:一生、お金に困らないルール
「稼ぐ」ために知っておきたい3つのこと(一生、お金に困らないルール Vol.2)
一生、お金に困らない生き方とは?の続きです。
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「5年もあれば、経済状態を大きく変えることが可能」と言う、作家の本田健さん。「今の経済状態を大きく変えるためには、稼げるようにならないと!」と思う人も多いだろう。まずは、「稼ぐ」ために知っておきたいルールについて、本田さんに教えてもらった。
ルール1:社会の仕組みを知っておく
「今の日本経済は資本主義で動いています。
資本主義の仕組みは、『資本を持っている人が豊かになるようになっている』のです」(本田さん)。もちろん、それは知っている。けれども、資本を持っている人(資本家)、資本を持っていない人(労働者)、そのどちらを選ぶかは、自分ではどうにもならないのでは?
「どちらの人生を選ぶかは、あなたが選択できるのです」(本田さん)
本当かしら? たいていの人は、「資本家になる」なんて発想すらないはず…。
「
最初から『資本家になる』という選択がなく労働者になるのと、『資本家になる』選択肢もあるなかで労働者になるのでは、その後の人生の充実度が違ってきます。そういう意味で、「資本を持っている人が豊かになるようになっている」という社会とお金の根本的な仕組みを理解しておくことは大切です」(本田さん)
「これって、私とは関係ない話よね…」と、思う人も多いだろう。けれども、社会の仕組みを意識することは大切だ。なぜなら、そこを意識しておかないと、「パートの時給が高い、低い」「お給料が上がった、下がった」といった目先のことだけに気をとられて、人生の大方の時間が過ぎてしまうからだ。
将来、豊かになることを選択したいのなら、
少なくとも30代には、目先の賃金だけではなく、将来それが豊かになれる仕事、働き方というのに繋がるのか?という意識をもって仕事選びをしておく必要がある。たとえば、再就職をする時。将来、カフェオーナーになりたいのであれば、多少時給が安くても派遣社員ではなく、経験を積むためにカフェでのアルバイトを選択したほうが有利だといった考え方だ。