連載記事:一生、お金に困らないルール
稼げるようになるための「今」の過ごし方(一生、お金に困らないルール Vol.4)
一生、お金に困らない生き方とは?
稼ぐために知っておきたい3つのこと
年代毎に違う「お金との付き合い方」の続きです。
© Monet - Fotolia.com
今回は、自分に投資をする時の心得について、先頃『賢い女性の「お金の稼ぎ方・ふやし方・守り方」』を上梓した作家の本田健さんにお話を伺ってみよう。
「
『いまの自分の時間を何と交換しているのか?』 この質問が、あなたの未来の経済的安定を大きく左右します」と、本田さん。人生を俯瞰して考え、5年、10年という時間軸で、「今、やるべきこと」を考えてみよう。そんな時間の積み重ねが、「あなたらしい人生」に繋がるからだ。
自分を投資案件として考えてみる
「自分を投資案件として考えてみたことはありますか?」と、本田さんは言う。
「たとえば10万円でコーチングを勉強して、スキルを身につけて5,000円のセッションを1回できたら、その利回りは5%になります」(本田さん)
株への投資と違って、実際に動かなければいけない点で、本質的には投資ではない。しかし、
「自分の価値を高めるという視点」を持つことは、すでに立派に投資なのだ。
自分に投資をするというのは、たとえば新しいことを勉強することかもしれないし、新しいスキルを身につけることかもしれない。新しい人と出会うためのお金かもしれない。「
いずれにせよ、『今、自分は、どこにいるべきなのか? 何をしているべきなのか?』」ということを間違えないセンスが大切です」(本田さん)
たとえば、今のお給料が多少低くても、将来やりたいことのスキルが身につく職場で働いているのであれば、それは利回りがよい投資。反対にお給料が高くても、ただ時間を切り売りしているような職場は、自分への投資という視点ではNG。
「
一般的には、条件がいいところに行けば行くほど、利回りは下がります。大企業に行けば、お給料はいいかもしれませんが、その会社の今後の伸びしろや、自分がそこで何を得られるか? といった投資的要素は、そう多くは見込めません」(本田さん)