「シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチの
知的なエロティシズム▼「シャーロック」
監督:スティーヴン・モファット, マーク・ゲイティス
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン
数年前の深夜、何気なくテレビをつけたら、英国調の重厚な書斎に黒っぽいコート姿の男が立っており、ホームズファンの自分は「あっ、ホームズだ!」と直感したのですが、次の瞬間、男がスマホを取り出し、おまけに机にはパソコンが置かれていたので、「何だ、違うのか」と思った途端、「シャーロック!」とテロップが出て驚きました。これは、ビクトリア時代から何編も作られている「シャーロック・ホームズ」の現代版なのです。
BBC製作の3話分で1巻のDVDセットが3巻出ており、本作はその1巻目。物語はワトソンとルームシェアするために出会うところから始まり、「(ルームシェアは)決まりだね」というホームズに「お互いのこと、まだ何も知らないのに…」とワトソンが驚くと、「軍医で負傷して帰国。杖をついてるけど、セラピストの見立ては心因性。トラウマになる負傷といえば戦場。アフガニスタンかイラク。兄がいるけど助けは求めない。
なぜなら…」と推理してさらに驚かせ、有名なベーカー街の住所を語る自己紹介に続きます。
ホームズが「推理の科学」というサイトを運営していたり、ワトソンのブログを警察官たちも愛読していたり、スマホの文字が画面上に現れたり、現代的な要素を巧みに取り込みながらも、ユーモリストなのにどこかエキセントリックなホームズと、冷静で実直なワトソンのコンビの絶妙さは、原作と変わりません。二人の共通点であるスリル好きな面が炸裂し、映像のおもしろさも抜群。何より、
クールな外見と
知性もあいまって、主演の
ベネディクト・カンバーバッチから目が離せません。今、一番
セクシーな俳優だと思います。
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「マジック・マイクXXL」
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「るろうに剣心」
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「シャーロック」
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