いまだ謎に包まれ、人々の好奇心をくすぐる、ロマンあふれる存在――恐竜。
毎年各地で恐竜をテーマにしたイベントや展示が開催され、子どもから大人まで、年齢・性別を問わず、多くの人々をとりこにしています。
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そんな恐竜たちの最新の研究結果がわかるイベント、「恐竜博2016」が、3月8日より東京・上野の国立科学博物館で開催中。開幕から20日で来場者数10万人を突破した人気イベントの見どころをまとめました。
■ベールに包まれた「スピノサウルス」の生態が明らかに?
©Davide Bonadonna
1912年に発見されていながらも長年謎に包まれていた史上最大の肉食恐竜・スピノサウルス。全長は15mにも及び、ティラノサウルスより大きいとされる巨大な肉食恐竜ですが、第2次大戦により標本が焼失してしまい、それ以来研究が進まずにいました。
しかし、2008年にモロッコで新たな標本が発見され、それを復元した結果、「実は水の中でも生活していた?」「実は四足歩行だった?」などの、あらたな発見が多数なされたのです。
「恐竜博2016」には、全長約15mの、スピノサウルスの全身復元骨格を展示。その迫力に圧倒されるはずです。
Courtesy of The University of Chicago
■「もし、現代に恐竜がいたら…」大迫力のCG映像
会場内では、「もし、現代にスピノサウルスがいたら…」というテーマで制作されたCG映像を、巨大スクリーンで上映する展示も。現代の水族館の水槽や川に姿を現すスピノサウルスの映像に、子どもたちも夢中になることうけ合いです。