身の回りのものでトライ! 妊娠中のプチ不調を解消するコツ
■テニスボールで腰痛予防
旅行会社で働く知人女性が妊娠6ヶ月目を迎えたとき、それまでにない腰痛に悩まされました。「仕事中は座りっぱなしで接客が基本。でもおなかが大きくなるにつれて、思った以上に腰に負担がかかるからつらかった」と当時を振り返る彼女。
ある日とうとう、打ち出した書類を取りに立ち上がった瞬間ぎっくり腰になってしまいました。整形外科の先生から「治ったら、出産に備えて少しづつ腰周りの筋肉を鍛えたほうがいい」と勧められ、彼女が試したのはテニスボールを腰と椅子の背もたれの間にはさむことでした。
テニスが趣味のご主人が、足腰をほぐすのにやっていた方法をアレンジしたそうです。おなかが大きくなり始めてからオフィスの椅子にクッションをしいているため、テニスボールが落ちないようにするには、背筋を伸ばして姿勢よく座る必要があるそう。
これを始めて1ヶ月ほど経ったころ、それまでの腰痛が少しづつ解消できたといいます。
今は、テニスボールを落とさない程度にゆっくり転がす運動をして、背中と腰の筋肉をきたえているとか。
「身も心も不調だと、周りの人まで悲しくさせる。赤ちゃんにも伝わるとイヤだから、できるだけ前向きに解消するようにしているの」と語る人もいて、母は偉大だとあらためて感じました。
身体の不調に振り回されると、気持ちまでめげてしまうもの。そんな時期を明るく乗りきれるような自分流のコツをぜひ、見つけてみてください。
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