木馬は、元は「IKEA」の真っ赤なロッキングホース。
「子どもが飽きてきた頃に、黒くペイントしてみました。さらにスイングする脚部分を外し、かわりにキャスターをつけたら気分も変わってよく遊ぶようになったんです」
キリムのアクセントも手伝って、オブジェとしてもかわいく変身しています。
ボールを転がすおもちゃも、インテリアに合わせてグレイッシュにチェンジ。
「子どもの好みも聞きながら、一緒にペイントすると、よりお気に入り感が増すようです」とIさん。ちょっとのDIYが空間に統一感をもたせ、全体を通してスッキリとした印象にしてくれるようです。
子どもの衣類やこまごまとしたものは、北欧ヴィンテージのビューローデスクに収納しています。
「出産にあたり、ベビーチェストとして購入しました。赤ちゃんの時期を過ぎても長く使えて、いつかは学習机にしてもらえたら嬉しいな」
衣類はこの引き出しに収まるものが一年を通したすべてだそう。ちょっと少ないように思えるのですが…
「洗濯は毎日しますし、もう少し息子自身の好みが出てきたら、また変わるのかもしれませんが、今はまだ、お気に入りのものしか着せることがないので、このくらいで十分です」
子ども用のアイテムがある限り理想のインテリアには近づけないというのはどうやら思い込みのよう。Iさん家のように、子どもが使うものは子ども用のもので揃えるという概念を捨て、自由な発想で選べば、それだけで一歩前進しそうです。
次回は、3つめのポイントとして、料理好きなIさんのキッチンをキレイに保つ秘訣を伺います。
取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
家族がいちばん心地いい インテリアB面ストーリー