同居の義両親を許す気になれない… 穏やかに暮らすためのアドバイスとは?【心屋仁之助 塾】  


たとえば、まだ傷ついている心が収まらないまま相手を受け入れなければならなかったり、負担が増えそうな気がしますね。

つまり、今のあなたにとって「許す」=ガマンが増える。になっているかもしれません。 ガマンするということは相手に粗末に扱われるのを受け入れる行為で、ますます自分を犠牲にしてしまいそうです。いかがでしょうか。

ここで視点を広げてみます。今は義両親のことが許せないのだけれど、もともとあなたは被害者意識を感じやすかったかもしれません。それがいま目の前にいる義理のご両親など目の前の人たちを通して「私は大切にされないみじめなヤツ」「どうせ誰も私の気持ちを分かってくれない」「やっぱりガマンしないといけない」と思いたい自分がいるかもしれないということです。
なぜなら自分はこういう人だ(セルフイメージ)と思い込んでいるからです。

一度その視点でご家族をぐるりと見まわしてみてください。自分のセルフイメージや心の前提がいまの現実を創っているとはこういうことで、実は知らないうちに他人に粗末に扱われるよう自分で仕組んでいるかもしれないということです。

それは自分が自分を粗末に扱ってきたから。何か嫌なことをされて言い返せなかったり、相手の立場を優先しすぎて自分がガマンを重ねたり。また、傷ついているのに「今のままでは自分はダメだ、もっとしっかりしなきゃ。頑張らなきゃ」など、できない自分、弱い自分にまだまだむち打って嫌ってしまったり。心当たりはありませんか?

これからは弱い自分のことも、誰かを許せない心の狭い自分のことも、あなた自身がまず優しく受け止めてあげる練習をしてみてください。
そして嫌なことを伝えたり、言い返したりしてもいいのです。もしかしたら義両親はあなたが嫌な気持ちになったことすら知らないだけかもしれません。嫌な気持ちをガマンして飲み込むことは、あなたがあなたを傷つけてしまいます。

いま起こっている現実を使って、あなたが自分と仲直りするチャンスです。子育てに、嫁業、妻業もがんばっているあなた自身をねぎらいつつ、たくさんわがままを言わせてあげてください。

最後に、この魔法の言葉をプレゼントします。

「心が狭くてダメな私だけど、どうせ愛されてるし」
「本音を言ってもいい」
「もうガマンをやめてもいい」

「愛されている」のは義両親やご家族を超えたもっともっともっと広い大きな範囲だと想像しながらこの言葉を口にしてみてくださいね。どうか心穏やかな日々が訪れますように。


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