正しく使えている人が少数派 チャイルドシートの取り付けミス、あなたは大丈夫?
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車でのお出かけの際、子どもの安全を守ってくれるチャイルドシート。産後の必須アイテムリストに加えている、という人も多いでしょう。しかし、そんなチャイルドシートに関して、気になるデータが。なんと、半数以上の人が、チャイルドシートの取り付け方を誤っているというのです。
■正しく使えている人のほうが少ない! チャイルドシート取り付けの現状
子どもの安全を守るためのチャイルドシートでも、ミスユース(取り付け間違い)があると、万が一のときに安全が保障されません。警察庁と日本自動車連盟(JAF)が、チャイルドシートの取り付け状況を調査したところ、なんと、しっかり取り付けができている人の割合を、ミスユースが上回る結果になったことがわかりました。
提供:KATOJI
乳児用では56.2%、幼児用では52.8%の人がミスユース=チャイルドシートの取り付け方を誤っていたそうです。
■ミスユースを防ぐには、ISO-FIX式のチャイルドシートがおすすめ
なぜチャイルドシートのミスユースが生じるのでしょうか? 原因のひとつに、「取り付け方法のわかりにくさ」があるようです。
これまで、チャイルドシートの多くは「シートベルトで座席に固定する方法」を採用していました。チャイルドシートの内部にシートベルトを通し、座席に固定するのですが、通し方が意外に複雑で、正しい方法で取り付けられているのかどうかがわかりにくいというデメリットがありました。その結果、ミスユースが多くなっていたのです。
そんなチャイルドシートのミスユースを防ぐためにおすすめなのが、次世代の固定方式と言われる「ISO-FIX」(アイソフィックス)を採用した商品を選ぶこと。最近徐々に、ISO-FIXを採用した商品を発売するメーカーが多くなっています。