「被害妄想」を克服するための、意外な方法とは? 【心屋仁之助 塾】


そんなゆりさんへのアドバイス。

とても残念なお知らせですが、今まで努力してきた「良い人間関係を築く」を、一度、お休みする時期がきたようです。

喧嘩を見て育って、あんな関係はいやだと、争いごと、もめごとを避けるようにがんばってきたのでしょう。

そうやって築いた今の人間関係は、「良好」ではあるけれどとても寂しいと感じる。
お母さんのような人を軽蔑しながらも、羨ましいと感じる。

ということは、今までの努力を続けたら、「寂しい」「羨ましい」が続いてしまうということなのです。

心屋の考え方で、「今までの逆をやる」「パターン崩し」そんなやり方があります。今まで良いと信じてきたことの「逆」の中に、求める答えを探してみるのです。


・争わないように
・喧嘩にならないように
・もめないように

言いたいことを我慢して(我慢しているという自覚さえ無いこともあったでしょう)、親切に、にこやかに、おだやかに、そういう人でいようと努力してきたと思います。

その逆ということは、

・わがままを言う
・文句を言う
・不機嫌な態度でいる
・笑顔を封印する
・他人に不親切にする

こんなことに挑戦する時期がきたようです。とはいえ、実行するのはとても恐ろしいでしょう。

私は、小さな小さなパターン崩しを少しずつやりました。

・優先席にひと駅だけ座る
・コンビニでブスっとしたお客さんをする
・おやつの袋をあけたときの小さいゴミをポイ捨てする

そんな、人としてダメだと思っていること、とんでもないこと、ありえないと思うことを、優しいゆりさんがやったとしても、さほどひどいことはできないと思います。

いままでの「逆」を試したら、おもしろいことが起こる。

そんな例をたくさん見てきました。

ぜひ、ゆりさんも今までの自分とは違った行動をしてみて、自分が求めている答えを探してみてくださいね。


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