そして、まだ1歳になったばかりの末っ子のおもちゃは、このテレビ風ボックスへ。りんご農家が運搬用に使う、りんご木箱にキャスターや蓋を取りつけ、リメイクしました。内側も補強し、スツールとしても使えます。気づくと無制限に増えるおもちゃは、ここに入るだけと決めているそうです。
「正面に貼ったテレビ風のミラーは、フライングタイガーで。
鏡もおもちゃ代わりになって、のぞいたりして楽しんでいるみたい」
「おもちゃで遊ぶこと、意外と少ないんですよね。兄姉もいますし、おもちゃ以外の部屋にあるもので自由に遊んでいたり。使わなくなったら処分し、その時期で使うものを見極めながら揃えています」
ちなみに、どんどん増える雑誌や雑貨、洋服……sayo.さんいわく、「あまり執着せず、自分のものは躊躇なくサヨナラできる」のだそう。雑誌は、あまり読まなくなったものは袋にまとめておき、そこがいっぱいになれば回収へ。
「反面、子どものものは難しくて。もちろん、勝手に捨てることはできないので、それぞれ、子どもたち自身で判断してもらっています」
限られた団地というスペースで、6人家族が暮らしていくにはルールも必要。「しまうスペースを決めて、そこに入るぶんだけ」という基本的なことをきちんと意識し守ることで、快適な暮らしの空間を保っているようです。
次回は、3つめのポイントとして、キッチンDIY術とDIYライフを楽しむ秘訣を伺います。
取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂
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