夫婦間で発した言葉に子どもが傷つくことも 我が子の前で“してはいけない”夫婦げんか
・離婚や浮気が原因のけんか
離婚は夫婦にとっても高いストレスになるように、相手の浮気や離婚が話題の夫婦げんかは、子どもにとっても「家族が崩壊するかもしれない」不安を増長させるストレスです。
「子どもの前で浮気や離婚の話題を口にするなんて!」と、思うかもしれません。しかし、誰にも相談できないと、つい身近な子どもにグチってしまうということも。
このときのストレスは、子どもの青年期の恋愛や成人してからの夫婦関係に影響を与えます。子どものままでいたい、大人になっても相手への執着的甘えから脱却できないなど、相手との距離感をうまくとれない大人へと成長してしまう可能性もあります。
離婚は仕方のないことかもしれませんが、浮気や離婚の相談は早めに専門家に任せ、自分自身のストレス軽減を図ることをおすすめします。
・相手を無視する
「愛情」の反対は「無関心」とも言われます。子どもにとって、夫婦間での愛情を感じられない無言の圧力ほどストレスになるものはありません。
ただならぬ状況だけは感じつつも、理由がわからない。そのような状況が続くと、子どもが親の代わりに関心を引くように、病気や不登校、非行に走ることもあります。良い悪いは別にして、これらの行為は子どもなりのストレスを解消する手段なのです。
昔から、子は鎹(かすがい)と言います。鎹(かすがい)とは、柱と柱をつなぐ日本における昔ながらの建築用の金具の名称です。
家庭における「父親という柱」と「母親という柱」を、本人にその意識はなくとも、しっかりと影でつなぎとめる役目をしているのが子どもです。
そんな大切な役目を果たしてくれている子どもに過度なストレスを与えないよう、まずは「ご両親がストレスをためない」ことが大切です。ご主人に言えないこと、友人に相談しづらいことなどがあれば、お悩み相談室で相談してみるのもいいかもしれません。
・取材協力:エキサイトお悩み相談室
松田たけお(まつだたけお)先生
「高級ホテルで何してるの?(笑)」貧乏人と見下すママ友。しかし、妻の【正体】は…⇒友人同士で注意すべき行動