連載記事:ムギ子の映画deえいご
「あなたのせいじゃないわよ…」誰かをなぐさめるときの英語表現【ムギ子の映画deえいご Vol.6】
イラスト/尾崎ムギ子
ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。
昨年9月、「ムギ子のまじぽん使える英会話」からスタートしたこのコラム。今回で最終回となりました。うう…さみしい…。最後にご紹介するのは、別れと旅立ちをテーマにした映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』です。
■最終回『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
マサチューセッツ工科大学で、清掃員として働くウィル・ハンティング(マット・デーモン)。鑑別所入りを繰り返す素行の悪い青年ですが、じつは天才的頭脳の持ち主。ウィルの才能に気づいたランボー教授は、ウィルを更生させようと、旧友の精神科医ショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)にカウンセリングを託します。
しかしウィルは、幼少期に養父から虐待を受けたトラウマから、心を開こうとはしません。
そんなウィルに、ショーンは言います。
It’s not your fault. (君は悪くない)
ショーンがこの言葉を、何度も何度も繰り返しウィルに語りかけるシーンは、涙なしには見られません…。ショーンもまた、幼い頃に虐待を受けた経験があったのです。
“It’s not your fault.”という表現は、日常会話でもよく使われます。‘fault’は「責任;過ち」という意味。“It’s not your fault.”で、「あなたのせいじゃない」という意味になります。たとえば、
I’m sorry. (ごめんなさい)
No, it’s not your fault. (あなたのせいじゃないよ)
といった使い方ができます。
いろんなシーンで使えるので、ぜひ覚えてくださいね。