ペットやヒヤシンスも!? 家庭内で起こる火災の意外な原因
乾燥しやすい冬などは火災が多いといわれていますが、じつは暑い季節もリスクが高いようです。家庭には、見落としがちなポイントがあります。
© Africa Studio - Fotolia.com
そこで今回は、意外な火災の原因を紹介します。
■太陽の光に注意して
子どものころ、虫眼鏡で太陽の光を集めて、紙を燃やす実験をした人も多いことでしょう。これと同様のことが、ベランダや庭で起こる可能性があります。
水を入れたペットボトルを庭に置いて、ネコよけにしている家庭がありますが、これがレンズのような働きをして火事になることがあるようです。ペットボトルは猫よけには効果がないといわれていますので、設置している場合はすみやかにやめましょう。
幼稚園でヒヤシンスの水栽培をしていると、子どもが持ちかえってくることもあります。
この容器も同様に火事の原因になることが報告されています。
カーテンなどに着火する可能性があるので、燃えやすいものを近くに置かないように注意しましょう。
■家電製品から火災が起こる
家電製品も、使い方をまちがえると火災の原因となります。コンセントとプラグの隙間にほこりがたまって火災を引きおこす「トラッキング現象」は知られるようになりましたが、コードの扱いについてはまだ注意を払う人が多いとはいえません。
ドライヤーは、コードを本体に巻きつけて収納したくなりますが、これが断線をまねくもとに。そのまま使いつづけると、火が発生する可能性があります。
また、乾燥機による火災事故も報告されています。原因は、アロマオイルのついたタオル。
アロマオイルは酸化すると発熱しやすく、発火する恐れがあるのだとか。
アロマオイルがついたら40度くらいのお湯で洗う、油汚れ専用の洗剤を使うなどの工夫をすると、落ちやすくなります。しかし、一度付着すると落ちにくいので、乾燥機を使わず自然乾燥するのが賢明です。