連載記事:夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと

旦那死亡後、生活費はいくら必要? 生活を回すために必要なお金【夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと 第4回】

夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと

夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと

「夫が突然死亡したときのお金」について、『夫が亡くなったときに読むお金の話―あなたの生活を守る届出と手続き』(東洋経済新報社)の著者、内藤浩介さんにお話を伺った。

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四十九日の法要が終わった頃になると、「今後の生活をどうしよう?」という気持ちも出てくるだろう。そう思ったとき、どんなことから考え始めればよいのだろうか?

フィナンシャル・プランナーの内藤浩介さんは、「お金の問題」を洗い出す必要があると話す。
旦那死亡後、生活費はいくら必要? 生活を回すために必要なお金【夫を亡くしたとき 妻が知っておきたいお金のこと 第4回】

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■お金の問題は二本柱で考える

夫が突然亡くなり、つらく悲しみの中に沈んでいたとしても、母である私たちは、遺された家族の生活を守っていかなければならない。

「生活設計を考えるうえで、何よりも大切なのが、お金のことです。ここで、いちばん大切なことは、夫の収入がなくなったあとの、『わが家のお金の問題』を、きちんと洗い出すことです」(内藤さん)

問題がわかれば、対策を立てることができる。「わが家のお金の問題」とひと口に言っても、大きく2種類のお金にわけられる。2種類のお金とは「生活を回していくためのお金」と「大きな出来事にかかる費用」だ。


●これからのわが家のお金を考えるための二本柱
1)生活を回していくためのお金
・住居関連費(家賃、管理費、修繕積立金など)
・基本生活費(水道光熱費、食費、日用品費など)、
・教育費(学校関連費、塾・おけいこごとの月謝など)
・社会保険料(国民年金保険料、国民健康保険料など)
・民間保険料(生命保険など)
・その他(旅行費、交際費、雑費など)

2)「大きな出来事」にかかる費用
・子どもの進学
・車の買い替え
・戸建ての持ち家の場合、外壁の塗装や屋根の修繕(10~15年に一度100万単位)
それぞれのお金について、ワークシートに書き出してみると把握しやすくなる。それぞれの掲載例を参考に、自分のケースを一度書き出してみてはいかがだろうか?

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