平均116万円! こっそり貯めたへそくりは誰のもの?【教えて!弁護士先生】
■結婚前からの貯金や、宝くじが当選した場合は?
独身時代にためていた貯金や、親からの贈与や相続によって取得した財産などは、夫婦の協力によって築いた財産とはいえないので、特有財産になります。
また宝くじの当選金は、偶然によって得られるものであり、夫婦の協力によって築いた財産とは言い難いため、基本的には共有財産には該当せず、購入した者の特有財産になるでしょう。
しかし、夫婦共同で積み立てたお金を使って購入した場合など、宝くじの購入経緯によっては、共有財産と認められる可能性はあります。
■まとめ
コツコツとためたへそくりの全額を、自分のために使いたいと思うこともあるかもしれません。しかし、そうした使い方が原因で、夫婦げんかに発展してしまうリスクも考えられます。
へそくりに関して、法律上の解釈は今回ご説明した通りなのですが、夫婦円満のためには、日頃から協力してがんばってきた自分たちへの
ご褒美として、家族で旅行に出かけたり、おいしいものを食べにいったりするために使うのも良いかと思います。
監修協力:弁護士法人アディーレ法律事務所 (東京弁護士会所属)
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