いくら包む? お礼はしてる?  気になる「お年玉」のアレコレ


■我が家のお年玉ルール
~中2の双子がいるCさんの場合~

―Cさん宅の双子くんは、何歳からお年玉をもらっていましたか?

Cさん:たしか、子ども本人がお年玉をいただくようになったのは、小学生になってからだと思います。それまでは、祖父母や親戚は、親である私たちに「子どものために使ってね」と10,000円くらいのお年玉を渡してくださっていました。

ちなみに、我が家は親から自分の子にお年玉をあげる習慣がありません。おそらく、子どもたちは「お年玉は祖父母や親戚からいただくもの」と認識していると思います。

―では、Cさんが親戚の子にお年玉をあげるのは、何歳になってから?

Cさん: お年玉をあげる相手が未就学児の甥っ子ひとりだけなのですが、その子が「ありがとう」と言えるようになってから、プチギフトと小銭袋を渡しています。

プチギフトは、知育ブロックや鉄道のレール、絵本など、あまり大げさになりすぎないものを選んでいます。

甥っ子が小学生になったら、1,000円からスタートして、学年に比例してアップさせていくつもりです。

―まだお子さんがいない親戚からもお年玉をいただいたときは、どう対応されていますか?

Cさん:もらいっぱなしはちょっと気が引けるので、子どもたちがいただいたお年玉の金額を毎年メモに残し、いずれお子さんが生まれたときは同じ額を渡せるように備えています。


ただ、結婚する気配がない親戚もいるので、そんな相手には、会うときに手土産を渡したり、誕生日に贈り物をしたりして、少しでもお返しできるようにしています。

―お年玉の管理はどうしていますか?
Cさん:小学生までは親がすべて回収し、その一部を子どもが自由に使っていいお金として渡していました。中学年で3,000円、高学年で5,000~10,000円程度、残りは貯金していました。

中学生になってからは全額、30,000円前後をすべて渡しています。子どもが一度に手にするお金としては大きいかもしれませんが、年単位で考えれば、妥当な額かなと思っています。

使うときは親に一声かけるのがルールですが、基本的には何に使ってもOK。1枚5,000円のトレーディングカードを買ってきたときはさすがに文句を言いたくなりましたが、「子どもが自由に使っていいお金だから」と自分に言い聞かせてなんとかこらえました。

双子でもお年玉の使い方は真逆。
兄はお年玉を手にした瞬間、趣味にありったけつぎ込み、弟は堅実に貯めているんです。この違いも面白いなと思いながら見守っています。

今回お話をうかがった3名のママの声を聞くかぎりでは、お年玉はいただくのも、あげるのも3歳~4歳くらいが目安。金額は少額またはプチギフトからスタートし、小学生から1,000円程度で、学年に応じて徐々にアップするのが、ちょうどよいと感じているようでした。

一方、お年玉の管理方法は各ご家庭によってさまざま。小さいうちは親が管理するにしても、ある程度の年齢になったら、お年玉をきっかけに、お金の使い方やルールについてお子さんと話し合ってみてもよさそうですね。


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