親が忘れがちな行動が子どもの社会性に影響? マナーが身につく家庭の習慣
「家庭」は社会の最小単位だとよくいわれます。子どもは、親やきょうだいとの関係を通じて、他者とのコミュニケーションを学んでいくもの。だから家庭でのマナーは必要です。
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隠しごとなく何でも相談しあい、いつも安心して一緒にすごせる親子関係が理想。でもそんな関係を築くのは簡単ではありません。子どもへの接し方について、マナーという観点からあらためて考えてみましょう。
■子どもの部屋に入るときにチェック!
家庭の中でも、尊重されるべきプライバシーがあります。それは、子どもであっても同じ。
「子どもを守り、助け、育てていくためにはプライバシーなんて言っていられない」と思うこともあるかもしれません。子どもを守ることは親の務めですが、それでも子どものプライバシーを尊重することも大切です。
家庭によって時期は異なると思いますが、成長にあわせて「子ども部屋」を用意する家庭は多いでしょう。
子どもが自分の部屋ですごしているときに、突然ドアを開けて入室するのはやはりマナー違反。プライバシーを尊重し、ノックや「入るよ~」という声かけを忘れないようにしましょう。
中高生になると、「勝手に部屋に入られたくない!」という意識が強まってくるものです。しかし、自分の部屋を与えられたときからノックや声かけが習慣化されていると、「勝手に入ることはない」と親に対して安心と信頼感を持つことができます。
そうすると、部屋に鍵をかけたがるなど、必要以上にプライバシーを気にすることがなくなるかもしれません。
■子どもの物を借りる・移動させるときにチェック!
物を借りたり触れたりするときに承諾を得るのは、大人同士ならあたり前のこと。しかし、自分の子どもの持ち物となると、ついそのあたり前が忘れがちです。子どもの持ち物を借りるとき、また移動させるときは、ひと声かけて承諾を得るように心がけましょう。
これは、子どもに「自分の持ち物は、自分できちんと管理する」という意識を持たせることにもつながります。
「おかたづけ」ができるようになるのは生後10ヶ月くらいから。「片づける」ということの意味がわかるようになるのは1歳前後といわれています。パパ・ママは早い段階から子どもの持ち物の扱い方を意識しておくと良さそうです。