メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「旦那がリストラされ将来が不安」という、スパイクさん(41歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。
© Focus Pocus LTD - Fotolia.com
■スパイクさんのお悩み
高給取りだった主人がリストラになり、半年が過ぎました。住まいが賃貸であるわが家は、私のお給料だけではまかなえず、ずっと引越しを提案しています。ですが、「仕事はすぐに見つかる」と楽観視する主人に反対され、彼の退職金を崩して生活費を捻出しています。
先月から、私はフルタイム勤務のほかに、アルバイトも始めました。とうとう子供の保育園費の捻出も難しくなってきているのですが、本人はまだ主夫にはなりたくない、就職活動に専念したい、と言っていうことを聞きません。
彼の生活態度に節約などの努力は見れず、だからといってせっかく時間ができて、懐いた娘から父親を放すようなことはできず、途方に暮れています。
家事育児は主人がしてくれるようになりましたが、将来が見えず不安でいっぱいです。
■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより
スパイクさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。
ご主人のリストラ、突然のことでショックでしたね。小さいお子さんがいる中、いまの生活を保つためにフルタイムのお仕事に加え、アルバイトを掛け持ちされているとのこと。不安で押しつぶされそうなときに、毎日忙しくされて、心も体もさぞお疲れのことでしょう。
今回起こったできごとから、この先ずっと続いていくスパイクさんの人生に、もしヒントとなる考え方があるとしたら、という視点でお話しさせていただけたらと思います。
きっとあなたにとってご主人は、“自分の不安を分かってくれない人”、“思い通りに動いてくれない自己中心な人”に見えているかもしれません。
相手が自分の不安な気持ちを汲んでくれたり、家族のことをもっと考えてくれたら、1人でへとへとになるまで頑張らずに済むのに! と、腹が立つこともあったかもしれません。
どうしようもない状況や、先が見えず不安なとき、本当は誰かに助けてほしいとき、今までのあなただったらどんなことを思い、どんな行動に出ていましたか?