連載記事:パパママの本音調査
奨学金の返済ができない人が急増! 給付型奨学金についてどう思う?【パパママの本音調査】 Vol.49
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奨学金で大学へ行っても、その後就職ができないなどの理由から返済遅延や返済滞納する若者が急増しているという問題が起こっています。そんななか、給付型奨学金という新たな制度についての検討がされています。学びたい意欲のある子どもや親にとってはうれしい限りのこの制度について、親たちの意見を聞いてみました。
Q.給付型奨学金、どう思う?
1.評価できる 68.0%
2.評価できない 6.4%
3.わからない・どちらとも言えない 25.6%
68%の親たちが給付型奨学金を評価できると回答しました。わからない・どちらとも言えないという人も審査や基準がクリアになれば賛成という人がほとんどという結果に。
■貧困の連鎖を断ち切るきっかけに
勉強が好きで学ぶ意欲があるのに、経済状況が原因で大学進学をあきらめなければならない、そんな子どもたちは世の中で救ってあげるべきだという意見が多くありました。今問題になっている貧困の連鎖を断ち切るためにも、給付型奨学金制度を確立してほしいとの声が。
「親が貧乏だから大学を諦める、そんな世の中ではなくなってほしい」(埼玉県 30代女性)
「シングルマザーはどんなに頑張っても家計にゆとりが出るまでにはいたりません。
うちの娘は勉強が好きみたいなのですが、塾に行かせてあげる余裕などないのです。きちんと基準を決めた上で、貧困の家庭の子どもたちにもっと支援できる世の中になってほしいと願っています」(神奈川県 40代女性)
「お年玉の一部は子どもに渡しています。残りは貯金。貯金額が10万円ごとに定期預金に変更しています」(兵庫県 40代女性)
「親の貧困が原因で子どもに奨学金返済という借金を背負わせるのは、頑張っている親にとってもストレスです。貧困の連鎖にならなぬようにしてあげたいです」(神奈川県 50代女性)