相手の意見を優先してしまう… 自分の判断に自信を持つには?【心屋仁之助 塾】
もし、自分の意見や言動に、相手が満足しなかったら、なんと言われそうですか? 責められそうですか? どんな人だと思われそうですか?
ダメな人?
できない人?
情けない人?
しょんさんの心に浮かんだのは、どんな言葉でしょうか。ぜひ、書き出してみてください。
それがしょんさん自身が、自分にブレーキをかけてきた言葉です。そして、その言葉が自分の選択に自信が持てない原因でもあるのです
しょんさんの今の状態は、自分よりも他人を優先することで、紙に書いた自分(ダメな自分、できない自分、情けないない自分など)を隠して、バレないようにしているのです。
ダメな自分がバレないように、自分で自分を見張る=人の目が気になる、という状態です。
これは単なる心の癖なので、練習すれば解消されます。
どうすればいいかというと、“これまでとは違う選択を重ねていく”ということです。それは、心を開いて、隠していた自分を見せる練習でもあります。
いままでと違う選択をするということは、人を優先することから自分を優先することへ変えていくということ。
例えば、日々の夕食の献立を、ご主人の食べたいものではなく、自分が食べたいものを優先する、
仕事では、相手の顔色を伺わずに、自分がベストと思うやり方を採用する、というようなことです。
常に「1人なら、自分はどう判断するだろう?」という質問を自分に問いかけてみてください。そして、その答えに素直に従ってみて欲しいのです。
最初は勇気が必要だと感じるかもしれません。けれども、練習を重ねるうちに自然にできるようになります。
迷うことがあったら、ぜひ「正しくない」「間違っている」「ありえない」と思う選択を、あえてしてみてほしいのです。「損する」という体験をぜひ重ねて欲しいと思います。
なぜなら、自分に自信を持つには、正しい選択をした自分だけに自信を持つのではなく、失敗した選択をした自分にもOKを出すことが必要だからです。
それは、これまで嫌っていた自分を許して認めてあげることなんですね。
丸ごとの自分を認めて、好きになって、愛する。それが自分に自信を持つ、自分の意見をストレスなく表現できることにつながっています。
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